
子どものお金教育は何歳から始める?FPmama Friendsが伝える、親子で育む「『生きる力』とお金の学び」
「子どもには、お金を大切にできる人に育ってほしい。」
そう思っていても、
「お金の教育は何歳から始めればいいの?」
「お小遣いは、どのように渡すのが正解?」
「教育費や家計について、今の準備で足りるのかな……」
と、不安や疑問を抱えているママ・パパも多いのではないでしょうか。
学校でも金融教育が行われるようになってきましたが、お金の使い方や管理の仕方を、家庭でどのように伝えればよいのか悩むことも少なくありません。
今回は、子育て経験のあるファイナンシャルプランナーが集まり、親子のお金教育や子育て世代の家計相談などに取り組むFPmama Friends®️を取材しました。
お話を伺ったのは、FPmama Friends®️代表の”とこママ”こと柴田時子さんです。
「子どもたちがお金で困らない未来をつくりたい。」
そんな想いから生まれたのがFPmama Friends®️です。
"お金"は人生を豊かにするための道具。
子どもたちだけでなく、ママやパパにも正しい知識を届け、一人ひとりが自分らしい未来を選べるようサポートしたい——。
そんな想いを胸に活動を続けています。
活動を始めたきっかけや、親子向けのお小遣いセミナーで大切にしていること、子どもたちに身につけてほしい「『生きる力』とお金の学び」について、詳しくお聞きしました。
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子育て経験のあるFPだからこそ伝えられる、親子のお金教育

FPmama Friends®️は、子育て経験のあるファイナンシャルプランナーが集まり、親子のお金教育や、子育て世代が抱えるお金の悩みをサポートしている団体です。
メンバーは全員がファイナンシャルプランナーの資格を持ち、同時に、実際に子育てを経験してきたママでもあります。
そのため、専門知識だけを一方的に伝えるのではなく、
- 子どもの教育費をどのように準備するか
- 子育てをしながらどのように働くか
- 扶養の範囲内で働くべきか
- NISAや資産形成をどのように始めるか
- 子どもにお小遣いをどう渡すか
といった、子育て家庭ならではの具体的な悩みに寄り添えることが特徴です。
柴田さんは、FPmama Friends®️ならではの強みについて、専門知識と実際の暮らしの経験、その両方を持っていることだと話します。
子どもが急に体調を崩したり、予定どおりに仕事ができなかったりと、子育て中の毎日は思いどおりにいかないことも少なくありません。
その現実を知っているからこそ、数字や制度だけではなく、それぞれの家庭の事情や気持ちまで考えたサポートができます。
「正しい知識を伝えること」と「子育て家庭に寄り添うこと」。
FPmama Friends®️は、その両方を大切にしながら活動しています。
壮絶な経験が教えてくれた「お金を学ぶこと」の大切さ
柴田さんがファイナンシャルプランナーとして活動を始めた背景には、ご自身の人生経験がありました。
二人目の子どもを妊娠中、妊娠9か月で離婚。無事に出産したのもつかの間、25歳で難病を発症しました。
シングルマザーとして子育てをする中で、元気に働けることや、家族と一緒に過ごせる時間は決して当たり前ではないと感じたそうです。
仕事ができなくなる可能性や、収入が安定しない中で子どもを育てる不安。
そうした経験を通じて、お金の知識は、資産を増やすためだけではなく、家族の暮らしや将来の選択肢を守るために必要なものだと実感しました。
柴田さんがファイナンシャルプランナーの資格を取得したのは2008年。
その後、2011年頃から、現在のFPmamaにつながる活動を一人で始めました。
当時から「子どもたちにも学校でお金について学ぶ機会を届けたい」と考え、学校へ働きかけたこともあったそうです。
しかし、その頃は子どもの金融教育が今ほど身近ではなく、学校に提案しても、なかなか受け入れてもらえませんでした。
それでも柴田さんは、お金について学ぶ機会がないまま大人になることで、困ってしまう人を少しでも減らしたいという想いを持ち続けました。
自分でお金を使い、守り、増やし、稼ぐための力は、子どもたちがこれからの人生を歩む上で欠かせないものです。
ご自身の経験があったからこそ、その大切さを次の世代へ伝えたいという強い想いが、現在の活動につながっています。
子どもの未来につながる「『生きる力』とお金の学び」を育てる活動
FPmama Friends®️では、子ども向けの金銭教育だけでなく、子育て世代のママ・パパに向けた幅広い活動を展開しています。
代表的な取り組みの一つが、親子で参加できるお小遣いセミナーです。
セミナーでは、ただお小遣い帳のつけ方を教えるのではなく、子ども自身が考え、選択する力を育てることを大切にしています。
また、子育て世代から多く寄せられるのが、教育費に関する相談です。
子どもの進学に備えて、いつまでに、どのくらい準備すればよいのか。
貯金だけで準備するべきなのか、NISAなども活用した方がよいのか。
情報が多い一方で、忙しい子育て中のママ・パパが、自分で一から調べて判断するのは簡単ではありません。
FPmama Friends®️では、それぞれの家庭状況や将来の希望を確認しながら、教育費や家計、働き方などを一緒に整理していきます。
相談内容は、お金だけに限りません。
例えば、
「扶養の範囲内で働き続けるべきか」
「今後、仕事を増やすと家計はどう変わるのか」
「子どもの進学に備えながら、自分たちの老後資金も準備できるのか」
など、家計と働き方、子育ては深くつながっています。
FPmama Friends®️には、小さなお子さんを育てているメンバーだけでなく、すでに子どもが社会人になっているメンバーもいます。
乳幼児期から進学、就職まで、さまざまな子育て経験を持つFPがいることで、今の悩みだけでなく、その先の生活も見据えた相談ができることも大きな魅力です。
お小遣いは「ご褒美」ではなく、考える力を育てるきっかけ

子どもへのお小遣いの渡し方として、
「お手伝いをしたら100円」
「言うことを聞いたらお金をあげる」
といった、ご褒美制を取り入れている家庭もあるかもしれません。
ご褒美制にはさまざまな考え方がありますが、柴田さんは、お金や物で子どもの行動を促し続けることには難しさもあると話します。
お金をもらえる時だけ行動するようになってしまうと、自分で考えて行動する力につながりにくい場合もあるからです。
FPmama Friends®️のお小遣いセミナーでは、子どもたちに『必要なもの・ないと困るもの(=ニーズ)』と、『あったらうれしいもの・自分が欲しいもの(=ウォンツ)』に分け、優先順位を考えてもらいます。
子どもにとっては、どれも「欲しいもの」に見えるかもしれません。
しかし、一つひとつ考えていくことで、今すぐ必要なのか、後でもよいのか、自分のお金を使う価値があるのかを判断する練習になります。
大人が正解を教えるのではなく、子ども自身が考えることが大切です。
実際に、お小遣いセミナーへ参加した親子の中には、セミナー後にそのまま買い物へ行き、学んだ内容を実践した方もいたそうです。
お店で商品を手に取った時に、
「これは必要なものかな?」
「欲しいものだけど、今日買うべきかな?」
と親子で話すことが、家庭でのお金教育につながります。
お金の使い方を学ぶことは、我慢することだけを覚えることではありません。
自分にとって何が大切なのかを考え、限られた中から選択する力を身につけることです。
その経験を積み重ねることが、子どもの自信や自己肯定感にもつながっていきます。
「おかねかるた」で広がる、新しい金融教育

FPmama Friends®️では、お金について楽しく学べる教材として、おかねかるたも制作しています。
制作のきっかけとなったのは、コロナ禍でした。
それまで実施していた親子向けのお小遣いセミナーは、子どもたちが集まり、ゲームや会話を楽しみながら学ぶスタイルでした。
しかし、人が集まることが難しくなり、これまでと同じ形でセミナーを開催できなくなりました。
その時、柴田さんが感じたのが、学校や家庭で気軽にお金を学ぶための道具が少ないということでした。
そこで、子どもたちがお金に関する言葉や考え方を、遊びながら自然に学べる「おかねかるた」が生まれました。かるたであれば、難しい説明を長時間聞くのではなく、楽しみながら言葉に触れることができます。
知らなかった言葉が出てきた時には、親子や友達同士で、
「これはどういう意味だろう?」
と会話をするきっかけにもなります。
現在は、おかねかるたを使った授業や貿易ゲームなどを、学校や地域へ広げるプロジェクトも進めています。
さらに、放課後等デイサービスでの金銭教育や、聴覚障害のある子どもたちに向けた手話による金融教育など、一人ひとりの状況に合わせた取り組みも行っています。
お金の知識は、一部の人だけが学ぶものではありません。
子どもの年齢や特性、暮らしている地域にかかわらず、誰もが学べる環境をつくること。
FPmama Friends®️は、さまざまな方法でお金を学ぶきっかけを届けようとしています。
ママ自身のお金の悩みにも寄り添うFPmama Friends®️
子どもの金融教育を考える上では、まずママやパパ自身がお金について安心できることも大切です。
子どもにお金の使い方を教えたいと思っても、親自身が家計や将来に強い不安を感じていると、家庭でお金の話をすることが負担になってしまうこともあります。
FPmama Friends®️では、オンライン相談などを通じて、教育費や資産形成、家計の見直しといった悩みにも対応しています。
柴田さんによると、特に多いのは、
「教育費をどのように準備すればよいのか」
「NISAや投資を始めたいけれど、何を選べばよいかわからない」
という相談です。
忙しい子育て中は、落ち着いて情報を集めたり、金融商品を比較したりする時間を確保するのも簡単ではありません。
また、インターネットやSNSには多くの情報がありますが、すべての家庭に同じ方法が合うわけではありません。
収入や支出、子どもの人数、進学の希望、働き方によって、必要な準備は異なります。
だからこそ、子育ての現実を知るFPへ相談し、自分たちの家庭に合った方法を一緒に考えることが安心につながります。
専門家として答えを押しつけるのではなく、家庭ごとの価値観や希望を尊重しながら伴走すること。
それがFPmama Friends®️の大切にしている姿勢です。
「ママが笑顔でいることが、家族にとって一番の財産」
最後に柴田さんから、MamaCollegeをご覧の皆さんへメッセージをいただきました。
柴田さんは、ママ自身がお金について安心できることや、自分のやりたいことに挑戦できることも、家族にとって大切だと話します。
子どものため、家族のためと思うあまり、自分のためにお金を使うことへ罪悪感を抱いてしまうママも少なくありません。
しかし、ママが自分らしく過ごし、笑顔でいられることは、決してわがままではありません。
柴田さんは、
「ママ自身が笑顔でいることが、家族にとって一番大きな財産だと思います」
と伝えてくださいました。
お金は、人生を制限するためのものではなく、自分や家族が望む未来を実現するための道具でもあります。
子どもの教育費を準備することも、自分のやりたいことに挑戦することも、家族で楽しい時間を過ごすことも、すべて大切な選択です。
お金の悩みを一人で抱え込まず、必要な時には誰かに相談する。
親子で一緒に学びながら、それぞれの家庭に合ったお金との付き合い方を見つけていく。
FPmama Friends®️は、そんな子育て家庭をこれからも支えていきます。
今回のお話を伺い、「お金の教育」は単に節約や貯金の方法を教えることではなく、子どもが自分で考え、選び、未来を切り拓くための生きる力を育てることなのだと感じました。
FPmama Friends®️の皆さんは、ファイナンシャルプランナーとしての専門知識だけでなく、ご自身の子育て経験を持っています。
だからこそ、教育費や家計、働き方など、子育て家庭が日々直面する現実的な悩みに寄り添えるのではないでしょうか。
「お金の話は難しいから、子どもにはまだ早い」と考えるのではなく、買い物やお小遣いなど、日常の中で一緒に考えてみる。
その小さな積み重ねが、子ども自身の判断力や自信につながっていくのだと思います。
また、子どものためだけではなく、ママ自身が安心して笑顔でいられることも大切です。
家庭のお金について少しでも不安を感じた時に、同じ子育て経験を持つ専門家へ相談できることは、ママ・パパにとって心強い選択肢の一つだと感じました。
子どものお金教育を始めたい方
何歳から、どのように教えればよいのか分からない方も、日常の買い物やお小遣いから親子で学び始められます。
お小遣いの渡し方に悩んでいる方
ご褒美として渡すだけではなく、子どもが自分で考え、選ぶ力を育てるお小遣いの活用方法を学べます。
教育費の準備に不安を感じている方
進学に向けて必要なお金や準備方法を、家庭の状況に合わせて整理したい方におすすめです。
NISAや資産形成に興味がある方
投資や資産形成を始めたいものの、忙しくて情報収集ができない方や、自分に合った方法が分からない方にも適しています。
家計や働き方を見直したい方
扶養、収入、教育費などを含め、子育てと仕事のバランスを考えながら家計を整えたい方におすすめです。
取材情報
取材日: 2026年7月22日
取材先: FPmama Friends®️
取材ご協力: FPmama Friends®代表 柴田時子さん(とこママ)
紹介サービス: 【FPmama】 金銭教育と家計相談・資産形成
公式サイト: https://www.fpmama.com/






