
ママ向けQ&Aアプリ「ママリ」とは?使い方や特徴、支え合いが生まれる理由を取材
妊娠・出産・子育てをしていると、次々と新しい疑問や悩みが生まれます。
「これって普通なのかな」
「同じ経験をした人の話を聞いてみたい」
「身近な人には少し相談しづらい……」
インターネットで調べても、たくさんの情報が表示されて、かえって迷ってしまうこともあるのではないでしょうか。
そんなときに、同じような経験をしたママたちの質問や回答を読んだり、自分の悩みを相談したりできるのが、コネヒト株式会社が運営するママ向けQ&Aコミュニティアプリ「ママリ」です。
今回は、コネヒト株式会社 広報の青柳様に、ママリのサービス内容や初めての方におすすめの使い方、ユーザー同士の支え合いが生まれる理由、運営で大切にしている想いについてお話を伺いました。
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ママ向けQ&Aコミュニティ「ママリ」とは?
ママリは、ママ向けのQ&Aコミュニティアプリに加えて、情報サイトやInstagram、LINE、YouTubeなどのソーシャルメディアも展開している、コミュニティブランドです。
青柳様は、ママリについて次のように話してくださいました。
「『あなたの今と未来をともに』というブランドステートメントのもと、妊活・妊娠・出産・子育ての初めの一歩からその先の未来まで、悩みや幸せに寄り添い、ひとりを感じることなく共に歩める存在であることを目指しています」
主な利用者は妊娠期から3歳頃までのお子さまを育てる方で、30代のユーザーが最も多いそうです。
2026年6月時点で、ママの3人に1人が利用しており、アプリだけでも月間400万回の検索と、約110万件の投稿があります。
どんな悩みを相談できる?
ママリには、妊娠中の身体の変化から、出産準備、赤ちゃんのお世話、保育園、仕事復帰、家族関係まで、幅広い質問が投稿されています。
特に多いのは、子育てや育児グッズに関する相談です。
第一子を育てているママからは、
- ベビーグッズは何をそろえればよい?
- いつ買えばいい?
- 子どもが夜なかなか寝てくれない
- 母乳やミルクが足りているか不安
- 入園準備には何が必要?
- 職場復帰と2人目のタイミングをどう考える?
といった質問も多く寄せられているそうです。
また、お金のことやパートナーとの関係、義母との付き合い方など、身近な人だからこそ相談しづらい悩みも投稿されています。
青柳様によると、ママリは夜間に利用されることが多く、日中の家事や仕事、育児が落ち着いたあとにアプリを開く方が多いとのことでした。
初めての方は「検索して読むだけ」でも大丈夫
「自分の悩みを投稿するのは少し勇気がいる」
そう感じる方もいるかもしれません。
青柳様は、初めてママリを利用する方には、まず気になる言葉で検索してみることをおすすめしています。
例えば、「夜泣き」「離乳食 食べない」「保育園準備」など、今困っていることを検索すると、同じような悩みを持つ方の質問や、それに寄せられた回答を読むことができます。
実際には、自分で投稿せず、ほかの方の質問や回答を読むだけで利用している方も多いそうです。
まずは読むだけでも十分。すでにある投稿で解決できなかったときに、自分で質問してみるという使い方ができます。
さらに、妊娠週数や子どもの月齢に合わせて、自分と関係の深い質問が自然と表示される仕組みもあります。
検索しなくても、「ちょうど気になっていた」と思える投稿に出会えることも、ママリの使いやすさの一つです。
ママリならではの特徴は、経験にもとづく「支え合い」

ママリの大きな特徴は、情報を一方的に届けるだけではなく、ユーザー同士の経験が次の誰かを支える形で循環していることです。
青柳様は、その仕組みについて次のように説明してくださいました。
「かつて誰かの言葉に助けられたママが、今度は同じような悩みを抱える別のママに、自分の経験を伝えていく。そうした経験の循環が、次の誰かの安心や選択を支えていることがママリならではの強みです」
例えば、「子どもが夜全然寝てくれない」という投稿には、同じくらいの月齢のお子さまを育てるママたちから、共感の言葉や実体験にもとづくアドバイスが届きます。
子育てには、すべての家庭に当てはまる一つの正解があるわけではありません。
だからこそ、さまざまな経験や考え方に触れながら、自分と家族に合う方法を見つけられることが、Q&Aコミュニティの価値なのだと感じました。
夜中の授乳時間にも「人の気配」がある安心感
取材の中で特に印象的だったのが、青柳様ご自身の出産後のエピソードです。
第一子を里帰り出産したある深夜、「世界には自分一人だけなのではないか」という孤独を感じたことがあったそうです。
そのとき、隣に住むお姉様の家の明かりを見て、「自分は一人ではなかった」と感じ、涙が止まらなくなったと話してくださいました。
青柳様は、ママリも同じように、人の気配を感じられる場所でありたいと考えています。
すぐに回答が届かなくても、同じような夜を過ごしている人がいる。自分と似た悩みを経験した人の投稿が残っている。
それだけで、もう少し頑張ってみようと思える夜もあるかもしれません。
身近な人には言えない気持ちを安心して打ち明けたり、ほかの方の経験を読んだりすることで、「自分だけではなかった」と感じられることも、ママリが届ける大切な安心の一つです。
情報だけでは解消できない不安から生まれたサービス
ママリは、最初から現在のQ&Aコミュニティとして始まったわけではありません。
創業当初はクリエイター向けのサービスを手掛けていましたが、その後、「本当に困っている人がいる領域で、生活になくてはならないものを作りたい」という想いから、健康に関する情報サイトへ方向転換しました。
健康や妊娠・出産について多くの記事を発信する中で、特に大きな反応があったのが「陣痛タクシー」に関する記事だったそうです。
そこから、妊娠・出産の領域には、切実な不安や困りごとを抱える方が多いことに気づきました。
一方で、正しい情報を読むだけでは、悩みを解消できないこともあります。
「同じことで悩んでいる人がいる」
「この選択でも大丈夫かもしれない」
そうした共感や納得感があって、初めて次の一歩を踏み出せることもあります。
ユーザーインタビューを重ね、実際の声に向き合った結果、現在のQ&Aコミュニティ「ママリ」が生まれました。
利用者の言葉が、迷っているママの背中を押す
青柳様が印象に残っているエピソードとして、妊娠初期に仕事を休むべきか迷っていた方のお話を紹介してくださいました。
その方は学校の先生として担任を持ち、体調面に不安を抱えながらも、仕事への責任感から休む決断ができずにいたそうです。
ママリで相談したところ、同じような経験を持つ方から、「赤ちゃんを守れるのはママだけ」という、赤ちゃんと自分の身体を大切にするよう背中を押す言葉が届きました。
その回答を読んだことで気持ちを整理でき、仕事を休む決断ができたそうです。
ママリは、必ずしも正解を教える場所ではありません。
しかし、同じような道を通った誰かの言葉が、迷っている人の気持ちを整理し、自分で選択するための支えになることがあります。

「こうあるべき」を押し付けない情報発信
ママリがサービス運営で一貫して大切にしているのは、ユーザーファーストの姿勢です。
運営側が実現したいことを優先するのではなく、ユーザーが何に困り、何を必要としているのかを起点に考えています。
創業当初からユーザーインタビューを継続し、画面の文言やデザイン、機能の改善にも一人ひとりの声を反映してきたそうです。
また、情報発信では、特定の育児観や「こうするべき」という正解を押し付けないことも大切にしています。
家庭の状況や子どもの個性、周囲のサポート環境はそれぞれ異なります。
そのため、断定しすぎず、さまざまな考え方や選択肢があることを前提に伝えることを心がけています。
情報を読んだ方が「自分はできていない」と責められたように感じないよう、「今のままでも大丈夫」と少し安心できる言葉を選んでいることも、ママリらしい特徴です。
ママたちのリアルな声を、商品や社会へ還元
今後は、ママリに集まった経験や声を、コミュニティの中だけでなく、社会へ還元する取り組みにも力を入れていくとのことです。
その一つが、家族のための日々のお買い物をポイント還元という形で応援する『レシートエール』です。
さらに、実際に商品を使ったママたちの口コミをもとに、本当に役立った商品を紹介する「ママリ口コミ大賞」も展開しています。
青柳様は、ママリに集まる声は単なる口コミではなく、子育て中の方々のリアルな生活の知恵や実感だと話します。
誰かの経験を、次に悩む方の選択を支える力へ変えること。
そして、子育て中の方々の声を企業や社会にも届け、商品やサービスの改善につなげていくこと。
ママリは、ユーザー同士の支え合いを、より広い社会へ循環させることを目指しています。
今回の取材で印象的だったのは、ママリが「正解を教えるサービス」ではなく、一人ひとりが自分と家族に合う答えを見つけるための場所として運営されていることでした。
子育てには、家庭や子どもの数だけ異なる状況があります。
同じような経験をした誰かの言葉に救われたり、「自分だけではなかった」と分かるだけで、心が少し軽くなることもあります。
初めて利用する方は、気になる言葉を検索し、ほかのママたちの経験を読むことから始められます。
「相談するほどではないかもしれない」と感じる小さな悩みも、一人で抱え込まずに誰かの経験に触れてみる。そのきっかけを届けてくれる、ママに寄り添ったサービスだと感じました。
初めての妊娠・育児で分からないことが多い方
同じ経験をしたママたちの質問や回答から、具体的な情報や考え方を知ることができます。
身近な人には相談しづらい悩みがある方
匿名で利用できるため、お金や夫婦関係、家族との付き合い方なども相談しやすい環境です。
検索結果だけでは不安が解消されない方
一般的な情報だけでなく、実際に経験した方の声や選択に触れられます。
自分で質問することに少し抵抗がある方
まずは気になる言葉で検索し、ほかの方の投稿を読むだけでも利用できます。
取材情報
取材日: 2026年7月15日
取材先: コネヒト株式会社
取材ご協力: コネヒト株式会社 広報 青柳様
紹介サービス: ママリ
公式サイト: https://mamari.jp/






