
自治体から妊婦さんへ届ける「ハッピープレママ」とは?20年続く取り組みとプレママへの想い
妊娠がわかり、自治体へ妊娠届を提出して母子手帳を受け取る――。
これから始まる出産・子育てに向けて、少しずつ準備を始めるタイミングです。
そんな妊婦さんに、企業が提供するプレゼントや妊娠・出産に役立つ商品・サービスの情報を届けているのが「ハッピープレママ」です。
特徴は、Webだけで情報を発信するのではなく、自治体の窓口を通じて妊婦さんへ案内を届けていること。
約20年前、大阪と横浜の2都市からスタートし、その後全国へ取り組みを広げてきました。
今回は、ハッピープレママを運営する株式会社Visual Innovation代表・味間様に、サービスの仕組みや誕生の背景、長年妊婦さんと向き合うなかで見えてきたニーズ、そしてこれから届けたいサービスについて伺いました。
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母子手帳と一緒に届く「ハッピープレママ」
ハッピープレママは、妊娠した方が自治体へ妊娠届を提出するタイミングなどで、妊婦さんや新しくママになる方へ企業の商品・プレゼント情報を届ける仕組みです。
参加企業から提供された情報をハッピープレママがまとめ、連携する自治体へ配送。
自治体の職員から妊婦さんへ母子手帳などと一緒に案内され、受け取った方はWebサイトから気になるプレゼントに応募できます。
掲載する商品やサービスについても、何でも対象になるわけではありません。
基準となるのは、赤ちゃん・妊婦さん・新ママに役立つ情報であること。
衣食住や育児に関わる企業の商品を中心に、これから始まる出産・子育てに役立つ情報を届けています。
大阪・横浜の2都市から始まった、自治体との取り組み
ハッピープレママが始まったのは約20年前。
当時は、自治体の窓口で民間企業の商品やサービスの情報を配布するという取り組みは、今ほど一般的ではなかったといいます。
そこで一つひとつ自治体と交渉し、最初は大阪と横浜の2都市からスタートしました。
味間様が着目したのは、「自治体を情報を届けるメディアとして活用できないか」という発想でした。
自治体には、妊娠、出産、退職など、人生のさまざまな節目で人が訪れます。
そのなかでも妊婦さんを対象にした理由について、味間様はこう話します。
少子化が進むなか、事業として市場の大きさだけを考えれば、必ずしも有利な領域ではないかもしれない。
それでも、
「これから生まれてくる赤ちゃんや、その家族を応援したい」
という想いから、妊娠・出産を迎える方へのサービスを選びました。
行政による子育て支援だけでなく、企業の商品やアイデアを組み合わせることで、民間だからこそできる新しい応援の形をつくれないか。
そんな考えから、ハッピープレママは少しずつ自治体との連携を広げてきました。
妊娠初期から出産直前まで、使うタイミングは人それぞれ
ハッピープレママの情報を受け取るのは、妊娠届を提出する妊娠初期の方が中心です。
しかし、実際に利用するタイミングは人によって大きく異なるといいます。
受け取ってすぐにプレゼントを確認する人もいれば、妊娠中期の母親教室の頃に見る人、出産が近づいて必要なものを揃え始めたタイミングで思い出す人もいます。
妊娠初期・中期・後期では、必要なものや興味を持つものも変わります。
「今すぐ使わなくても、必要になったときに思い出してもらう」
そんな役割もハッピープレママにはあります。
人気なのは「実際に使える」プレゼント

長年サービスを運営しているからこそ、妊婦さんがどのような商品に興味を持つのかも見えてきました。
味間様によると、人気が高いのはオムツポーチなどの実用品。
さらに、妊娠・出産後の悩みに関わる吸水ケア用品などにも多くの応募があるそうです。
一方で、一見魅力的に感じられる商品でも、実用品ほど応募が集まらないケースがあります。
また、保険など将来的に大きな費用が発生することをイメージしやすいサービスは、無料でもらえる商品と比べると申し込みが少ない傾向にあるといいます。
企業側が「これは喜ばれるはず」と考えるものと、実際に妊婦さんが求めるものが必ずしも一致するとは限りません。
約20年にわたり妊婦さんと接点を持ってきたハッピープレママだからこそ見える、リアルなニーズがあります。
妊娠・出産という特別な時間を、もっと特別なものに
味間様がこれから特に大切にしていきたいと考えているのが、妊娠・出産という時間そのものを応援することです。
妊娠や出産は、家族にとって人生の大きな出来事です。
その一方で、実際に妊娠・出産を経験する女性には、身体的にも精神的にも大きな負担があります。
さらに核家族化が進み、身近に相談できる家族がいなかったり、SNSなどに情報があふれて「何を信じたらいいのかわからない」と感じたりすることもあります。
味間様は、妊娠・出産は女性にとって人生の中でも限られた回数しか経験しない、特別な出来事だと話します。
だからこそ、
「この時期だからこそ感じられる特別感を届けたい」
という想いがあります。
単にプレゼントを届けるだけではなく、商品やサービスとの出会いを通じて、
「妊娠おめでとう」
「これからの子育てを応援しています」
という気持ちまで届けていく。
そこに、ハッピープレママが長年続けてきた意味があります。
妊娠から、その先の子育てまで

約20年前、2つの都市から始まったハッピープレママ。
自治体と企業をつなぎながら、妊婦さんへ情報を届ける仕組みを少しずつ広げてきました。
そして現在は、次の展開も考えています。
取材では、妊娠中の方だけでなく、出産後から3歳頃までの子どもを持つ家庭にも利用してもらえるような新しいサービスを準備していることを教えていただきました。
妊娠がわかった瞬間から、出産、そしてその後の子育てへ。
ハッピープレママがこれまで築いてきた自治体や企業とのつながりを活かしながら、より長く子育て家庭を応援していくことを目指しています。
「少子化だからこそ、これから生まれてくる赤ちゃんや家族を応援したい」
20年前から変わらないその想いが、これからどのようなサービスへつながっていくのか。
今後のハッピープレママにも注目です。
今回の取材で印象的だったのは、「自治体」という妊婦さんにとって身近な場所と、企業が持つ商品やサービスをつなぎ、約20年にわたってプレママを応援してきたことでした。
妊娠すると、初めて知る商品や情報が一気に増え、「何を選んだらいいの?」と迷うこともあります。そんな時期に、母子手帳を受け取るタイミングから、自分や赤ちゃんに役立つ商品を知るきっかけがあることは、一つの安心にもつながるのではないでしょうか。
そして、「少子化だから市場が小さい」のではなく、「少子化だからこそ赤ちゃんや家族を応援したい」という味間様の言葉も印象的でした。企業と自治体、それぞれの力を組み合わせて子育てを応援する。ハッピープレママは、そんな子育て支援の形のひとつだと感じました。
- 妊娠中に利用できるプレゼントやサービスを知りたい方
- 出産準備で必要な商品を探している方
- 妊娠中・産後に役立つ情報を集めたい方
- 自治体でもらったハッピープレママの案内が気になっている方
- 妊娠から子育てまで役立つサービスを知りたい方
取材情報
取材日: 2026年7月31日
取材先:株式会社Visual Innovation
取材ご協力: 代表 味間 正富様
紹介サービス: ハッピープレママ
公式サイト: https://www.happy-premama.com/?utm_source=chatgpt.com






