
親子で一緒に学ぶオンライン美文字教室「おやこで美文字」とは?文字を通して子どもの成長に気づく時間
「子どもの字をもう少しきれいにしてあげたい」
「書道や硬筆を習わせたいけれど、仕事や家事があって送迎が難しい」
そんな悩みを持つママ・パパもいるのではないでしょうか。
今回MamaCollegeが取材したのは、親子で一緒に文字を学べるオンラインサービス「おやこで美文字」です。
特徴的なのは、単に子どもの字を上達させることだけを目的としていないこと。親子が同じ目線で学び、文字を書く時間を通して、子どもの頑張りや成長に気づくことを大切にしています。
今回は、書字文化研究社の伊藤様に、「おやこで美文字」が生まれた背景や親子で学ぶことへの想い、実際に受講した親子の変化、そしてこれから目指していることについて伺いました。
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親子で一緒に学ぶオンライン教室「おやこで美文字」とは?
「おやこで美文字」は、親子が一緒に同じ時間を共有しながら、文字を書くことを学ぶオンラインサービスです。
基本的な対象は小学1年生から6年生。特に小学校低学年の利用が多いそうですが、年長のお子さんや兄弟での受講にも対応しています。
また、中学生の鉛筆の持ち方の見直しや、受験に向けた個別サポートを行うこともあるそうです。
レッスンでは添削指導やZoomによるオンライン指導を実施。鉛筆・消しゴム・下敷き・ノートなど、家庭にあるものから始められます。教材はPDFで印刷でき、希望する場合には専用の鉛筆や下敷きを送ってもらうこともできます。
取材時点ではサービスのリニューアルも進めており、共働き家庭でも利用しやすいよう、週末の受講や動画教材など、リアルタイム以外でも学べる方法を検討しているとのこと。
子ども自身が「やってみたい」と思えるような、お話仕立てのひらがな学習教材なども考えているそうです。
原点は、伊藤さん自身がお母さまと一緒に始めた書道
「親子で一緒に学ぶ」という現在のスタイルには、伊藤様自身の幼少期の経験が深く関係しています。
伊藤様が書道を始めたのは6歳の頃。
当時、字にコンプレックスを感じていたお母さまと一緒に書道を始めたことが、最初のきっかけだったそうです。
その後、大人になり、自身のお子さんと一緒に教室へ通う中でも、親子で同じ習い事をすることの良さを実感していきました。
そして大きな転機となったのがコロナ禍です。
対面での活動が難しくなる中、オンラインで講座を始めることをお母さまが後押ししてくれたといいます。
幼い頃に親子で書道を始めた経験が、大人になって自身の子どもとの時間につながり、さらにオンラインで親子に文字を教えるサービスへ。
「おやこで美文字」の原点には、伊藤様自身が経験してきた親子の時間がありました。
「教える・教えられる」ではなく、親子が同じ目線で学ぶ

「おやこで美文字」が大切にしているのは、保護者が子どもに文字を「教える」ことではありません。
親子が同じ目線、同じ立ち位置で学ぶことです。
家庭で子どもの勉強や宿題を見ていると、
「どうしてできないの?」
「もう少し丁寧に書いて」
など、つい親が先生のような立場になってしまうこともあります。
一方で、保護者自身も子どもと同じように文字を書いてみると、「きれいに書くのは意外と難しい」と気づくことがあります。
そうすると、子どもが取り組んでいることの難しさや、一生懸命頑張っていることにも気づきやすくなります。
完成した文字だけを見るのではなく、
「前よりここができるようになった」
「こんなところを頑張っていたんだ」
と、できるようになるまでの過程を見る。
伊藤様は、その時間を大切にしていると話します。
文字をきれいにするためのレッスンでありながら、親子がお互いの頑張りを知る機会にもなっていることが、「おやこで美文字」ならではの特徴です。
文字の上達だけじゃない。子どもの「できた」を一緒に喜ぶ
レッスンの中で伊藤様が意識していることの一つが、子どもの良いところを必ず見つけて伝えることです。
親子で書いた文字を見せ合う時間も取り入れながら、できていないところだけではなく、その子なりの良さや成長を見つけます。
また、伊藤様はコーチングについても学び、子どもへの声かけに活かしているそうです。
保護者に対しても、お子さんの良いところを伝えることで、子育て中のママ・パパの気持ちが少し楽になるような関わりを心がけています。
実際に受講した家庭からは、
「字を書くことが好きになった」
「学校でも丁寧に書くようになった」
といった声が寄せられているそうです。書道展で入賞したという報告もありました。
中でも伊藤様の印象に残っているのが、小学校入学当初、字を書くことに悩んでいたお子さんのエピソードです。
レッスンを続けた後、一学期の面談で担任の先生から「字が上手になった」と褒められたそうです。
結果だけを求めるのではなく、そこにたどり着くまでの小さな変化を親子で見つけ、一緒に喜ぶ。
そんな経験も、文字を学ぶことから生まれています。
送迎が難しくても、自宅から親子で参加できる
現在、「おやこで美文字」を利用している家庭から聞かれる理由の一つが、習い事への「通いにくさ」です。
「字をきれいにしてあげたいけれど、書道教室へ通う時間がない」
「近くに教室がない」
「仕事の時間と合わず、送迎が難しい」
子育て家庭では、子どもに習い事をさせたいと思っても、送迎や時間の確保がハードルになることがあります。
オンラインであれば、自宅からすぐに参加できます。
兄弟で一緒に受講できることも、子どもが複数いる家庭にとっては選択肢の一つになります。
さらに、保護者もレッスンに参加することで、文字だけでなく、子どもへの声のかけ方や接し方をリアルタイムで見ることができます。
「子どもだけをオンライン教室に預ける」という考え方とは少し異なり、家庭そのものを学びの場所にできることも特徴です。
デジタル時代だからこそ、子どもたちに「書く楽しさ」を伝えたい

スマートフォンやタブレットなどが身近になり、子どもたちがデジタル機器に触れる機会も増えています。
そんな時代だからこそ、伊藤様が大切にしているのが「手で文字を書くこと」です。
取材では、印刷された文字と手書きの文字は異なることや、子どもが日常生活の中で手書き文字を見る機会そのものをつくることの大切さについて話してくださいました。
だからといって、デジタルを否定するわけではありません。
「おやこで美文字」自体もオンラインというデジタルの仕組みを活用しながら、その中で手を動かして文字を書く時間をつくっています。
オンラインだからこそ参加しやすくなり、その先でアナログな「書く」という体験につながる。
現代の子育て家庭に合った、手書き文化との関わり方の一つといえそうです。
親子で書く時間を、もっと全国へ
今後は、鉛筆で文字を書くことだけでなく、毛筆も含めた「書く楽しさ」をさらに広げていきたいと伊藤様は話します。
オンラインだけでなく、全国各地で親子が参加できる書道イベントや体験会を開催することも、今後実現したいことの一つです。
さらに、幼稚園や小学校などへの出張講座やオンライン講座も視野に入れています。
「字を上手に書けるようになる」だけをゴールにせず、まずは子どもたちに書くことを楽しんでもらう。
そして、親子が一緒にその時間を楽しむ。
そんな機会を、より多くの家庭や子どもたちへ届けることを目指しています
子育ての時間はあっという間。親子で学ぶ時間もひとつの選択肢に
最後に、MamaCollegeをご覧のママ・パパへ、伊藤様からメッセージをいただきました。
取材の中で語られたのは、子育ての時間はあっという間で、後から振り返れば宝物のような時間になるということでした。
日々の子育ての中では、食事、家事、仕事、学校の準備など、やることがたくさんあります。
子どもとの時間を大切にしたいと思っていても、毎日ゆっくり向き合えるとは限りません。
だからこそ、「習い事」という時間を親子で一緒に過ごす方法もあります。
文字を書くことは、子どものためだけではありません。保護者自身も美文字を学びながら、隣で頑張る子どもの姿を見ることができます。
「子どもに習わせる」だけではなく、「親子で一緒にやってみる」。
「おやこで美文字」は、そんな親子の時間をつくる選択肢の一つです。
今回の取材で特に印象的だったのは、「親が子どもに教えるのではなく、同じ目線で一緒に学ぶ」という考え方でした。
子どもに何かを教えようとすると、つい「できた・できない」に目が向いてしまうことがあります。でも、親自身も同じことに挑戦してみると、その難しさや子どもの頑張りに気づけることがあります。
「おやこで美文字」は、文字をきれいに書くための学びであると同時に、普段とは少し違った角度から子どもの成長を見る時間にもなっています。
習い事は「子どもが一人で通うもの」だけではありません。忙しい毎日の中で、親子で一緒に学ぶ時間をつくることも、子育て家庭にとって一つの選択肢になると感じた取材でした。
- 子どもの字や鉛筆の使い方が気になっているママ
- 書道や美文字を習わせたいけれど、教室への送迎が難しいママ
- 自宅から参加できるオンラインの習い事を探しているママ
- 子どもだけでなく、親子で一緒に楽しめる学びを探しているママ
- 子どもの頑張りや成長を近くで見守れる時間をつくりたいママ
取材情報
取材日: 2026年8月3日
取材先:書字文化研究社
取材ご協力: 伊藤 翠香 様
紹介サービス: おやこで美文字
公式サイト: https://oyakobimoji.com/






